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まずは窓のしくみを知ろう

お家にある窓は、「サッシ」と「ガラス」で構成されています。
窓のしくみ
「サッシ」は周りを囲んでいる「枠」とガラスの周りを固定している「框(かまち)」という部材で構成されています。そのサッシの中に組み込まれているのが窓ガラスです。皆さんのお家にはどのようなガラスが使われているのでしょうか?

ガラスの種類

【目次】★クリックすると各ページに飛びます
板ガラス
機能ガラス
新築用のガラス
リフォーム用のガラス

板ガラス

フロート板ガラス(透明ガラス)

日板_フロート板ガラス一般的な無色透明で、表面が平滑で歪みが少なくきれいなガラスです。窓ガラス以外にも建具や鏡に使われています。
【ポイント】透視性や採光性に優れている。

型板ガラス

日板_型板ガラスガラスの側面に型模様をつけるため、表面がでこぼこしでぼかしたような不透明なガラスです。光をやわらかく室内全体に採り入れられます。
【ポイント】視線も遮ることが可能でプライバシーの確保に向いている。浴室や洗面、トイレに適している。

すり板ガラス

日板_すり板ガラスガラスの片面に摺り加工し、表面はさらさらと滑らかな不透明なガラスです。やわらかい光を均一に採り入れられます。
【ポイント】水に濡れると透き通ってしまうため、水気の多いお風呂などには不向き。

網入りガラス

ガラスに金網(ワイヤー)を入れたもので「網入板ガラス」と「線入板ガラス」の2種類あり、それぞれ透明と不透明のタイプがあります。防犯性能が高いと思われがちですが、実は防犯性能が期待できるものではありません。

網入板ガラス(クロス・菱形)
金網の役目は、ガラスが割れても破片が飛び散らないようにするものです。防火用として用いられる為、防火地域など火災の危険がある建物でよく目にすると思います。
【ポイント】火災の際に火災や火の粉の侵入や延焼を防ぐ効果がある。

線入板ガラス(たて)
線入板ガラスこちらも金網が平行に入っていますが、防火用として認定はされていません。見た目がすっきりしていてデザイン効果があります。
【ポイント】万が一割れても金網があることで、破片の飛び散りが少なくなる。

機能ガラス

強化ガラス

板ガラスを軟化点(650℃~700℃)近くまで加熱したあと、空気を均一に吹きつけ冷却し、ガラス表面に圧縮層を持たせたガラスです。学校の窓ガラスやガラス入りの玄関ドアにも用いられています。
【ポイント】
①板ガラスと比較して3~5倍の衝撃や風圧などの荷重に耐えることが出来る。
②急激な温度変化に対し、普通の板ガラスに比べて数倍の耐熱性がある。
③万が一割れても、ガラスの破片は細かい粒状になるため、人を傷付けにくい。
強化ガラス破損状態

合わせガラス

合わせガラス2枚以上の板ガラスの間に、破れにくいフィルムの中間膜をはさんで加熱・圧着させたガラスです。天窓やベランダのフェンスにも用いられています。
【ポイント】
①万が一強い衝撃を受けて割れてもガラスの破片が飛散、脱落しにくい。
②紫外線を99%以上カット。窓辺の家具やカーテンの褪色などを抑制する効果や、人体への紫外線の影響も軽減。
合わせガラス破損状態

防犯ガラス

2枚の板ガラスの間に、割られにくい厚く強靭な特殊なフィルムの中間膜をはさんだガラスです。中間膜により、ガラスのこじ破りや打ち破りに高い抵抗力を発揮します。泥棒の窓からの侵入を防ぐために効果的です。
【ポイント】

①ガラスが破損しても侵入しにくい。
②万が一割れてもガラスの破片が飛散、落下しにくい。
③紫外線を99%以上カット。窓辺の家具やカーテンの褪色などを抑制する効果や、人体への紫外線の影響も軽減。

防音ガラス

2枚の板ガラスの間に、音を通しにくい特殊なフィルムの中間膜をはさんだガラスです。音を熱のエネルギーに変えて、音域全体を防音します。
【ポイント】
①車や工事など外部からの騒音や室内の音が外に漏れることを防ぐため、静かな生活空間が可能。
②万が一強い衝撃を受けて割れてもガラスの破片が飛散、脱落しにくい。

新築用のガラス

一般複層ガラス

一般複層ガラス
2枚の板ガラスの間の中空層に乾燥した空気を挟み込んだガラスです。冷暖房の消費を抑えることができるので、省エネ効果もあります。平成10年頃から戸建住宅に普及が始まりました。当初の複層ガラスは中空層が今よりも小さく、断熱性能が劣るものもあります。
【ポイント】
①板ガラスの約2倍の断熱性能を実現。
②断熱効果によって室内側のガラスが冷えにくいので結露しにくい。

Low-E複層ガラス

ガラスの間に特殊な金属膜(Low-E膜)をコーティングしたガラスです。金属膜があることで熱の伝わりが抑えられ、断熱性能が上がります。遮熱性を高めたタイプと断熱性を高めたタイプがあります。現在、新築戸建住宅の8割がLow-E複層ガラスとなっています。
※Low-E膜とは、熱の伝わりの1つである「放射」を抑える特殊な金属膜のこと。

遮熱タイプ[日射遮蔽型]
Low-E複層ガラス[遮熱]
複層ガラスの室外側のガラスにLow-E膜がコーティングしたガラスです。夏場の日射を遮ることで室内の暑さを抑えます。
【ポイント】
外からの日差しカットするタイプ。
①西日のあたる部屋、紫外線による室内の日焼け防止にも向いている。
②夏の室内を涼しく保ち、冷暖房の負荷を抑えることができる。

 
高断熱タイプ[日射取得型]
Low-E複層ガラス[高断熱]
複層ガラスの室内側のガラスにLow-E膜がコーティングしたガラスです。太陽の温かさを取り入れつつ、室内の暖かい空気を外に逃がしにくくします。
【ポイント】
室内の熱を外に逃がさないようにするタイプ。
①一般複層ガラスの約1.5倍の断熱効果があり。断熱性だけでなく、保温性にも優れ、結露の発生も抑えることが可能。
②冬も室内が暖かいという性能を持つので、暖房の負荷を抑えることができる。

 
選ぶときのポイントは?
関東圏では、遮熱タイプよりも高断熱タイプがおすすめです!実は冬の暖房費は夏の冷房費の3倍になるんです。
どちらのタイプも断熱効果はほとんど同じですが、地域性や窓の方角などによって、それぞれを使い分けるとより効果的です。
複層ガラスに性能をプラス!
一般複層ガラスやLow-E複層ガラスの2枚のガラスのどちらかに、合わせガラスや強化ガラスなどを組み合わせることで、断熱・遮熱効果だけでなく、安全性や防犯性も兼ね備えた複層ガラスになります。また、ガラスの間(中空層)にアルゴンガスやクリプトンガスなどを封入して、さらに断熱性を高めた「ガス入り複層ガラス」もあります。

リフォーム用のガラス

真空ガラス

真空ガラス[スペーシア]
2枚の板ガラスの間が真空層になっているガラスです。原理は魔法瓶と同じで、真空層があることで熱を伝えづらい構造になっています。今ある窓はそのままでガラスのみの交換でリフォームすることができます。
【ポイント】
①1枚ガラスの約4倍、一般的な複層ガラスの約2倍の断熱性能を実現。
②外気温が低くても、室内側ガラスの表面温度が下がりにくい構造なため、結露の発生を大幅に抑えることができる。
*日本板硝子(株)の「スペーシア」は、世界で初めてつくられた真空ガラスです。

あなたにぴったりの窓ガラスを見つけよう!

いかがだったでしょうか?「窓ガラス」と一言で言ってもその性能は様々です。窓リフォームをご検討の方は、お近くの窓専門店様へお気軽にご相談くださいませ。

 

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