梅雨時の湿気を逃がす換気の工夫一覧へもどる
今年は例年になく早い梅雨入りとなり、ジメジメした梅雨の季節がやってきました。
梅雨は窓が結露したり、玄関や収納に空気がこもり、カビや嫌な臭いが発生して健康被害にもつながります。
そこで今回は、梅雨時期に気になるお家の湿気対策のための換気の工夫をご紹介します。
湿気対策には換気が最も有効
お家の湿気対策には「換気」が最も有効です。
また、今はコロナ禍で空気の質に関しても換気の重要性がさらに高まっています。
換気をすることで部屋の中の空気と外の空気を入れ換えて、
部屋の空気中にあるカビの原因物質や汚染物資を外へ排出したり、薄めたりすることができます。
カビの発生条件は?
住宅にカビが発生、増える3大条件は、以下のとおりです。
①温度:20℃~30℃
②湿度:80%以上
②栄養:ホコリ・フケ・アカや髪の毛などの汚れやごみ
換気をしないと室内の湿度が高くなり、カビの栄養となるホコリやゴミがたまることでカビの繁殖の原因となります。
効果的なお部屋の換気の工夫
窓を2か所以上開けて、空気の流れ道を作る
窓を開けて換気をする時は、1か所の窓だけでなく、2カ所の窓を開けることで空気の通り道ができて効率的な換気ができます。
2つの窓は対角線上にあるとさらに効率的です。
画像:YKK AP(株) webより
また、立地条件などで窓から風が入りにくい場合は、空気は小さい隙間から勢いよく入り、大きい隙間から出ていきやすいという性質があるため、外から風を入れる側の窓は小さく開けて、外に出る側の窓を大きく開けると効率的な換気ができます。
窓が1つしかない場合は、部屋のドアを開けて、サーキュレーターや扇風機などを窓に向けて部屋の外に空気を流すと効果的です。
画像:YKK AP(株) webより
機械換気は常時ONにする
2003年の改正建築基準法以降に建てた住宅であれば、24時間換気システムなどの機械換気の設置が義務づけられています。
しかし、「寒いから」「電気代がもったいないから」「電源を切ったまま忘れていた」…などといった理由から、換気口を閉じたり、24時間換気システムをOFFにしてしまったり正しく使われていないことが多くあります。
それではせっかくの換気システムが役割を果たすことができず、室内の空気に汚れが溜まってしまいます。
換気口は常に開けた状態で、24時間換気システムはいつもオンにして「正しく」使用するようにしてください。
また、24時間換気がついていない古い住宅の場合、トイレや浴室・キッチンなどの換気扇を使う方法があります。
その際、換気したい部屋の窓を開け、さらに換気扇を回す部屋の窓を閉め、密室に近い状態にし換気扇を回すことで、空気がうまく流れるようになります。
定期的に窓を開けるなどして積極的に換気を行うことも大切です。
換気効率を上げる窓のリフォーム
“もっと効率よく換気したい!” という方には窓や玄関のリフォームがオススメです!
玄関網戸の設置
網戸といえば「窓に取り付けるもの」というイメージがあると思いますが、
玄関に取り付ける網戸もあります。
《施工事例はこちら》
「玄関網戸で快適通風!防犯面も安心」
採風玄関ドア
玄関の扉を閉じたまま風を採り込める玄関ドアで、自然な風を採りこんで
玄関にこもりがちな熱や湿気、気になるニオイを放出してくれます。
鍵を閉めたまま採風できるので、防犯性にも配慮しています。
《施工事例はこちら》
「採風ドアへのリフォームで、お部屋を涼しく!」
採風シャッター
シャッターの機能を果たしながら空気の入れ替えも行うことができます。
《施工事例はこちら》
足場設置のいらない窓用ブラインドシャッター
まとめ
梅雨の時期に気になる、湿気対策のための換気の工夫をご紹介しました。
窓や玄関の換気と機械換気を上手に活用して、少しでも快適な梅雨をお過ごしください♪