エアコンに頼らない!風通しの良い家を作るための商品4選一覧へもどる

 

窓のコンシェルジュmadokaでは、エアコンを効率的に使用し、光熱費を削減できる性能の良い窓や窓リフォームを数多く紹介しています。
しかし、そもそもエアコンを使わなければ、エネルギー消費はゼロ。特に初夏や初秋などの暑すぎず寒すぎない季節は、エアコンよりも自然の風を上手に使ってエネルギー消費をおさえる住まい方が、より「エコ」だと言えるでしょう。

だんだんと秋が近づき、少しずつ涼しい日が増えてくる時期や、厳しい寒さがやわらいで春に近づく日は、なるべくエアコンに頼らず過ごしたいものです。そんなときに活躍するのが、網戸や採風できる雨戸など、外の空気を取り入れることができる商品。

今回の記事では、室内の空気を入れ替える際に活躍する採風タイプの商品を、4つに分けてご紹介します!

 

1.空気の入れ替えには必要不可欠!「網戸」

心地よい風を取り入れて、室内を快適にしてくれる網戸は、今や窓にはなくてはならない存在ですよね。そんな網戸には、用途別にたくさんの種類があることをご存知ですか?

網戸は虫を通さないだけではなく、花粉を80%カットするものや、外の景色を見通せるものなど、多機能な商品が開発されています。

また網戸といえば「窓に取り付けるもの」だというイメージがあると思いますが、玄関に取り付ける網戸もあります。

(三協立山株式会社 三協アルミ社 アコーディオン網戸)

【画像データ元:三協立山株式会社】

 

プリーツ加工のネットとワイヤーでコンパクトな収納が可能です。必要な時だけ引き出し、使わないときはスッキリ収納できるので、視界を遮らないのが特徴です。その他、ロールのように収納できる玄関用網戸もあります。

ロール式の網戸や通気性を上げ換気に適した網戸は、窓のコンシェルジュmadokaの別記事にて紹介しています。こちらも合わせてご覧ください。

 

窓マメ知識~網戸の種類編~→https://www.madocon.jp/event/madomame4/

 

2.勝手口でも空気の入れ替えができる!「採風タイプ 勝手口ドア」

キッチンや洗面所の周辺にある「勝手口ドア」ですが、空気を入れ替えることができる窓を内蔵した採風タイプのものがあります。
この項目では、窓を内蔵した勝手口ドアを、開閉方式別に2つご紹介いたします。

勝手口ドア 上げ下げタイプ

(YKK AP株式会社 かんたんドアリモ 勝手口ドア 採風 断熱)

【画像データ元:YKK AP】

 

この勝手口ドアは、上下2枚の窓ガラスが内蔵されていて、障子(ガラス部分)を上下にスライド移動することで換気できます。この障子は、開けた状態で動かさないようにロックすることもできます。
また通風機能と同時に断熱性能も持ち合わせている勝手口ドアなので、「今使っている勝手口ドアだと、冬、すきま風が入ってきて寒い…」という方にもおすすめです。

このドアをリフォームで取り付ける場合、既存のドアサッシの上に新しいサッシをかぶせる「カバー工法」という方法で行います。
既存の壁を取り壊すことなくリフォームができるのでとてもおすすめです!

勝手口ドア 横引き窓タイプ

(三協立山株式会社 三協アルミ社 ALGEO(アルジオ)採風勝手口ドア(横引き窓))

【画像データ元:三協立山】

 

この勝手口ドアは、上記のふたつの商品とは違った「横引き窓」タイプのものです。「どこでも引手」機能で、どの部分からでも窓を開閉できます。

上げ下げタイプの勝手口ドアでは窓を開閉するために手を伸ばす必要がありますが、このドアではその必要がないのでとても使いやすいです。

 

3.シャッターにも採風タイプがあります!

防犯の目的で取付を行うシャッターですが、シャッターの機能を果たしながら空気の入れ替えも行うことができるものもあります。今回はその例として、LIXILの住宅用窓シャッター 採風タイプをご紹介します。

 

(株式会社LIXIL 採風シャッター スマート電動タイプ)

【画像データ元:LIXIL】

 

通常の住宅用窓シャッターは上記のスラット(フラップスラット)部分が開きませんが、採風タイプは開けるようになっています。

夜、窓を開けたい防犯面が心配という方や、窓を開けたいけど外からの視界が気になるという方にはこちらのシャッターがおすすめです。

この商品は電動式のシャッターなので、お子様やご高齢の方でもボタンで簡単に操作できるというメリットもあります。

 

4.雨戸にも採風タイプがありますよ!

またシャッターだけでなく雨戸にも採風タイプのものがあります。

不二サッシ株式会社の「エコ雨戸」は、室内にあるレバーでスラット部分の羽を調節できます。

 

(不二サッシ株式会社 エコ雨戸)

【画像データ元:ライフサービス】

 

45°で日差しをカットしながら採風。110度で室内を明るくしながら採風。30°でプライバシーを守り採風採光が行えます。
同じ「空気の入れ替え」でも、用途によってスラットの角度を調節できるのがとても便利ですよね。

(株式会社LIXIL 可動ルーバー網戸)

【画像データ元:LIXIL】

 

いかがでしょうか?今回の記事ではおすすめの採風タイプ商品を、大きく4つに分けてご紹介しました。これらの商品はリフォームで後付けも可能です。
初夏や初秋の季節を、エアコンなしでも快適に過ごすために、ぜひ参考にしてください。