窓のプロの横顔

清瀬市で三代にわたり建具店を営む大澤建具店様。「お客様のお役に立つ」ことを信条とする大澤社長にお話を伺いました。

「大澤さんにやってもらいたい」というお客様を大切に

―――仕事をする上で大切にしていることやこだわりは何ですか?
うーん、すぐには思いつかないですね。お困りごとに応えることですかね。頼ってきて下さるのは嬉しいので、喜んでもらえるようにがんばります。ですからお役に立てなかった時はとても落ち込みますね。なんでも引き受けてしまうのですが、相見積の時はお断りするようにしています。「大澤さんにやってもらいたい」というお客様が待っていて下さるのに、ただ金額を知りたいだけの方に時間は割けないです。心配性でせっかちなので、ご依頼があるとすぐに対応するようにしています。窓ガラスが割れてしまった時など緊急性が高いことのある仕事なので、すぐに行動できる癖をつけています。「すぐに来てくれてすみません」と言われるのですが、そのあとの見積に時間がかかってしまうこともありますね。

お客様のお役に立てればそれで良い

―――会社に入ったのはいつ頃ですか?
平成3年に高校卒業後、夜間大学に通いながら家の仕事を手伝い始めました。バブル期の忙しさで、よそに修行に出るよりは家の仕事が優先でしたね。大学の他、ガラスの訓練校に2年、木製建具の訓練校に2年通いました。おかげさまでガラス技能士一級を取ることができましたし、同じ業種の人たちと知り合うことができました。今も付き合いがあり仕事を頼んだり頼まれたりしています。最近は本業の窓、ドア、ガラスの工事の他に、本業以外の工事も頼まれる方が増えてきました。雨どいの修理を板金屋さんにお願いしたり庭の拡張を造園屋さんにお願いしたりしています。地元のつながりで、お互いに本業以外の工事を頼まれる関係になっています。どんな工事をやっていくかというのは、うちの欲ではなく、お客様のお役に立てればそれで良いと思っています。お客様のお悩みやお困りごとを解消して喜んでもらえるとやりがいを感じます。広告宣伝に時間をかけるよりは、お客様のお悩みやお困りごと、頼まれごとを1つでも解決したいですね。

建具へのこだわり

戦前に先々代が東村山市で店を開いたのが大澤建具店の始まりです。アルミサッシが出る前のことなので当時は木製建具ですね。トーヨーサッシがアルミサッシを売り始めてからアルミサッシを扱うようになりました。「建具店」という屋号を変えていないのにはこだわりがあります。アルミサッシも建具だしシャッターも建具です。その「建具」にこだわりを持ちながら営んでいければと思います。

和障子や室内ドアなど木製建具を製作する作業場。
作業場はアルミサッシ・ガラスと木製建具に分かれています。

毎朝の日課はトイレ掃除とツバメへの挨拶

毎朝5時半に起床し、従業員が来る8時前に自宅、工場、事務所3箇所のトイレ掃除をしています。トイレ掃除は、毎朝必ず行います。トイレが綺麗だとみんなが気持ち良く仕事ができ、結果的にお客様に満足いただけると思うので。それと、従業員みんなの健康管理もできるので、社長としての一番大切な仕事と感じつつ毎日励んでいます。今はツバメが店の軒先に巣を作っているので、お父さんツバメに「もうすぐお父さんだね」とか「お父さんがんばってね」と声をかけています。家に居るときは猫と遊んでいます。庭の段ボールに入っていたのを世話して、それから4年くらい飼っています。10年飼っている犬もいるのですが二匹の仲はあまり良くないですね。

ツバメの巣の下にある板は社長が取りつけたもの。ただいま卵を温め中です。