内窓7製品 デザイン比較一覧へもどる

窓の断熱改修の一つとして定着した「内窓」。今ある窓の室内側に、内窓を取り付けることで空気の層ができるため、断熱・防音に効果があります。サッシメーカーだけでなく、ガラスメーカーや内装建材メーカーが製造している内窓。今回は、各社のデザインを詳しく見ていきます。
※主要な内窓7製品を比較しています。アルミ製内窓の「Lite U」(YKKAP)、ガラスの代わりにポリカーボネートを使用している「楽窓」(セイキグループ)は除いています。

カラーバリエーション比較

ホワイト、薄い木目、木目中間色をそろえている製品が最も多く、濃い木目やグレー色は製品によって異なります。2020年10月発売の「インプラス for Renovatiion」には初めて、石目調のダークグレー色が設定されました。

 

■色数の多いカラーバリエーション(画像はYKK APより)

■グレー色 比較

木目にこだわる

木目デザインにも各社特徴があります。内窓は樹脂製のものが主流ですが、「MOKUサッシ」は唯一木製の内窓で、かつ無垢材を使用しているため、本物の木目が楽しめます。木製ですが、特殊ウレタン塗装をしているため汚れが付きにくく、木材の柾目取りの部分を厳選して使っているため反りや伸縮もしにくくなっています。

MOKUサッシ ナチュラル

MOKUサッシ施工事例はこちらをクリック

 

「インプラス for Renovation」は、樹脂材の上にオレフィンシートをラミネートしており、今までの樹脂製窓とは異なる、室内建具のような質感が特徴です。

インプラス for Renovation チーク

和障子タイプ バリエーション比較

内窓には、和室に使えるように格子が組み込まれた和障子タイプがあります。格子のタイプには「荒間障子」と「横繁障子(横繁吹寄せ障子)」があり、製品によって設定は異なります。また、和紙調複層ガラスが設定できる製品と、できない製品があります。

荒間障子
横繁障子(横繁吹寄せ障子)

和障子タイプの施工事例はこちらをクリック

 

■和障子タイプの対応可否一覧

装飾ガラスが選べる内窓

今まで内窓でガラスが選べる、というと、1枚ガラス、複層ガラス、Low-E複層ガラスの断熱タイプか遮熱タイプ、真空ガラスなど、断熱性能や遮熱性能などの機能面で選ぶことが一般的でした。「インプラス for Renovation」は、デザイン面を強化し、装飾ガラスを3種類から選ぶことができます。さらに、複層ガラスの設定しかないため、断熱性能も兼ね備えています。

■インプラス for Renovation 3種類の装飾ガラス
同じ装飾ガラスを使った内装建材と合わせることができ、空間デザインの幅も広がります。新たな内窓の魅力を楽しんでみてください。

インプラス for Renovation 内装建材「ラシッサD ヴィンティア」との組み合わせ例

まとめ

断熱性能や防音性能を追求して開発されてきた内窓ですが、デザイン面での開発も進んできました。機能とデザインを兼ね備えた内窓で、快適かつ見た目にも心地良い窓辺空間を実現しましょう。

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