窓の大規模改修工事の流れ一覧へもどる
改修工事は工事会社に発注して行いますが、主体はあくまで管理組合です。
区分所有者とのやり取りや予算の編成は、業者やコンサルタント等の助言を受けたりしながら、
管理組合が行うべきことでもあります。
ここでは、窓の大規模改修工事の準備から工事までを詳しく説明いたします。
窓の大規模改修工事の準備から工事まで
実際に工事を実施するにあたって、中心となって検討を行う機関は「理事会」か「専門委員会」であることが多いことがわかります。
専門委員会には、業者や、コンサルティングが携わることが多い傾向にあります。
1.大規模改修の体制づくりとパートナー選びを行います
・スケジュールに余裕を持つこと(2,3年前から)
・長期間ということもあり役員のみで対応するのは困難なので業者やコンサルタントを含めた専門委員会を形成しましょう
2.建物を知る
・区分所有者に既存窓に対する要望などのアンケート調査を行いましょう
・網戸の破損、開閉がしづらい、結露によるカビが生じるといった問題が発生しているかもしれません
3.区分所有者に知らせる(合意形成のための情報の共有)
・建物診断結果や、区分所有者のアンケート結果を広報誌や報告会で公表しましょう
・合意形成をすすめるための情報の共有を行いましょう
4.大規模改修の内容を取り決める
・資金計画において、一時金が必要な場合や、予備費を計上することがポイントです
・おおよその金額の把握を、業者やコンサルティングを通して把握しておく必要があります
5.大規模改修を決定する・同意を頂く
・工事計画、資金計画を専門委員会で検討し、取り決めを行いましょう
・共用部分の変更に該当する場合は総会での決議が必要になります
6.工事仕様書、設計図書の作成
・実際に工事を行う際の設計図や、予算書の作成を業者に依頼します
7.工事会社のリストアップ・見積依頼・内定
・リストアップした業者に見積を依頼し、各社の実績内容や、会社の取り組みを把握した上で業者を選定しましょう、また選定の際のポイントとして第三者の助言を頂くことも有効な策になるでしょう
・窓の改修工事の場合、 現場調査が必須だったり、ガラス・サッシにも様々な種類がございますので窓の専門店を業者として選定することが重要です
8.工事の発注
・工事内容、工期、金額、工事会社などを区分所有者から承認を得るため、総会決議を行います
9.工事のお知らせ・準備
・区分所有者に向けた工事説明会の開催を行いましょう
・各区分所有者の工事スケジュールを組みましょう
・窓数によって、工事にかかる時間も大きく変わるので業者との連携も不可欠です
10.工事開始・完了
・トラブルを起こさないよう、工事を取りまとめる現場代理人の役割が重要です
・区分所有者と接する職人の身だしなみ言葉遣い等の質も大規模改修工事を円滑に進めるための重要な要素になります
11.新たな維持管理
・記録の保管を行った上で、工事会社と共にアフターケアを実施します
・また、長期修繕計画の見直しも定期的に行いましょう
ポイントは「区分所有者」「管理組合」「工事業者」が一体となること
工事費用や工事内容などに関して様々な問題が発生するのも大規模改修の特徴です。
その原因は「連携不足」「信頼関係の薄さ」にあります。
「区分所有者」「管理組合」「工事業者」が常に連携を取り合い、互いに信頼関係を構築することが、
工事をうまく進めていく秘訣になります。
そのためには、常に細かい対応ができる、住民目線の対応ができる業者を選ぶことが必要になるでしょう。
日頃から付き合いのある業者、お近くの地域に根差した業者をおススメ致します。
まずは窓の専門店へお気軽にお問い合わせ下さい
マンション全体での大規模改修の流れやその中の窓に関する情報に関してはご理解戴けたと思います。
しかし各々におけるマンションの事情によって、さまざまな対応が求められることも事実です。
・自分のマンションにいちばん見合った窓を提案してほしい
・住民の理解を得て戴くために、性能に関しての説明を行ってほしい
・工事方法や段取りが分からない
・窓改修工事は実際にどれくらいのお金がかかるの?
など、ホームページを閲覧しても分からない事がございましたらお気軽にお近くの窓の専門店へお問い合わせ下さい。