新築・リフォームをご検討中の方へ 住宅窓おすすめ4選~今選ぶなら高断熱窓~一覧へもどる

この記事はこれから新築をご検討の方戸建住宅にお住まいの方や、ご自宅の築年数が長く、リフォームをご検討している方冬の窓辺の寒さでお悩みの方に読んで頂きたい記事となっています。

快適性や過ごしやすさの面でおすすめしたいリフォームが「窓」のリフォームです。実は、窓の素材は何種類かあり、素材によって自宅の快適性が大きく変わります。主に影響を与えるのが、自宅の断熱性です。

この記事では、断熱性能が高いおすすめ窓を、4つ厳選してご紹介しています。ぜひ最後までお読みください。

住宅用の窓は、アルミ製、アルミ樹脂(ハイブリット)製、樹脂製、木製の大きく4つの素材に分類されます。断熱性能はアルミ製が一番低く、樹脂が一番高くなります。日本では、まだ木製サッシの普及が進んでいないため、下記の3つの素材区分から選ぶことになります。
これから新築や増改築をするなら、断熱性能の高いアルミ樹脂製樹脂製の高断熱窓がおすすめです。2018年には全国の高断熱窓化率は約7割になり、アルミ樹脂製の窓が主流となりました。
2015年頃までは、北海道や東北地方の一部を除いて、アルミ製サッシが主流でした。ガラスは2005年頃から一般複層ガラスから、より性能の高いLow-E複層ガラスに移行し、2018年には新築住宅での普及率は8割を超えましたが、サッシの性能は中々上がらずにいたのです。2014年に経済産業省が、断熱性能がより優れた建材を普及させるための「建材トップランナー制度」に窓(サッシとガラス)を加えたため、サッシメーカー各社の製品開発や普及活動が進みました。

今回おすすめするのは、高断熱窓の中でもサッシメーカー各社の特色が出ている製品です。新たに窓を検討される際に、ぜひご参考ください。

災害に強い窓 三協アルミ「アルジオ」*アルミ樹脂複合

(画像引用元:三協アルミ「アルジオ」カタログ)

アルジオの特長は、従来品よりも1ランク上の「耐風圧性」と「水密性」です。日本の近年の自然災害を意識し、台風の際の強風に耐えられ、豪雨の際に屋内への雨水の侵入を防ぐために開発されました。

耐風圧性

(画像引用元:三協アルミ「アルジオ」カタログ)

強風などによってサッシが変形したり、ガラスが破損することがないようどのくらいの風圧に耐えられるかを表しています。アルジオは、住宅用建材では最高グレードのS-4等級を取得。これは、最大瞬間風速57m/Sに耐えられる性能です。風速50m/sとは、人が立っていられない樹木が根こそぎ倒れ始める状況です。

水密性

雨プラス風の漏水安全グレードです。W-1からW-5まであり、数値が高いほど水密性が高くなります。アルジオは最高グレードのW-5等級を取得。1時間あたり240mmの降雨量に、風速35m/sの風が吹いても雨水が下枠からあふれない性能です。

ガラスを選べる

窓はフレーム部分であるサッシとガラスに分かれますが、近年はメーカーでの生産時にサッシとガラスを組み立てて出荷する完成品が増えています。その場合、ガラスはサッシメーカーのカタログからしか選ぶことができません。アルジオは完成品ではなく分離出荷になるため、サッシに組み合わせられるものであれば、ガラスを自由に選ぶことができます。

デザインと性能を兼ね備えた LIXIL「サーモスX」*アルミ樹脂複合

(画像引用元:LIXIL「サーモスX」カタログ)

LIXILでは、木造住宅用に「サーモス」シリーズが発売されていますが、その中で最も性能が高いのがサーモスXです。引き違いタイプ(Low-E複層ガラス・アルゴンガス入り)で熱貫流率1.7W/K・㎡と、アルミ樹脂製ながら樹脂製と同等クラスの断熱性能を実現しています。

スリムなフレームによるデザイン性

(画像引用元:LIXIL「サーモスX」カタログ)

樹脂製サッシでは叶えられないのが枠のスリム化です。サーモスXはアルミ樹脂複合の特性を生かし、引き違いタイプの縦框(ガラスが入るフレームの縦枠)で27㎜の細さを実現しました。従来の樹脂製サッシでは73㎜ですから、およそ3分の1になっています。枠をスリム化することでガラス面積が広がり、見た目も採光性も向上しています。

断熱性能を追求したフレーム構造

(画像引用元:LIXIL「サーモスX」カタログ)

室内側の樹脂製部分の中空層を多層化する「多層ホロー構造」によって、熱を伝えにくくしています。さらに、アルミの部分を室外側と室内側に分離し、熱を伝えにくい樹脂部材でつなぐことで、熱の伝わりを遮断する「サーマルブレイク構造」を採用しています。こうしたフレーム構造により、高い断熱性能を確保しています。

外観に木目色が選べる YKKAP「APW330」*樹脂

(画像引用元:YKKAP ホームページ)

YKKAPの木造住宅用「APW」シリーズの中でスタンダードな製品がAPW330です。外観職は、従来のホワイト、ブラウン、プラチナステン、ブラックに加え、2017年に木目2色の「APW330木目」が発売されました。高断熱窓に外観を選ぶ楽しさが加わりました。

風合いのある木目柄

(画像引用元:YKKAP ホームページ)

風雨や紫外線に当たる屋外での仕様に適した、色褪せが少なく、傷が付きにくいシートを採用。4層構造のシートと樹脂形材を組合せることで、太陽光の反射を高めて、窓本体の温度上昇も低減します。

リフォームでも樹脂窓に

(画像引用元:YKKAP ホームページ)

YKKAPでは木造住宅のリフォーム用に、カバー工法「かんたんマドリモ 断熱窓」を発売しています。壁を壊さずに、既存の窓枠の上から新たに窓を取り付けるため、工事も大がかりではありません。APW330はマドリモにも対応しているため、1日で終わるリフォーム工事でも樹脂窓を採用することができます。

国内初トリプルガラス樹脂製防火窓 エクセルシャノン「Type TG」*樹脂

(画像引用元:エクセルシャノン ホームページ)

日本で初めて純国産樹脂サッシを製造販売したエクセルシャノンは、樹脂窓専門のサッシメーカーです。2018年に防火地域でも採用できる、国内初のトリプルガラス樹脂製防火窓を発売しました。網無しガラスが標準のため、防火地域でもクリアな眺望を叶えられます。

堅牢なフレーム

(画像引用元:エクセルシャノン ホームページ)

窓を支えるフレームの強度が不足すると、フレームの変形や垂れ下がり、欠けにつながってしまいます。エクセルシャノンは長期間の使用に耐えうる強度設計にこだわり、外周部を2.5㎜以上の厚さの樹脂で成形しています。樹脂に強度や耐性の不安のある方でも安心して採用して頂けます。

網無しトリプルガラス

(画像引用元:エクセルシャノン ホームページ)

従来の防火窓は網入りガラスが主流でしたが、近年網無しガラスの普及が進んでいます。シャノンウインドType TGは、断熱性能をより追求し、網無しかつトリプルガラスの防火窓を実現しました。トリプルガラスは外側2枚のガラスにLow-E膜がコーティングされ、内部にはアルゴンガスが封入されています。

まとめ

この記事では、高断熱窓のおすすめとして三協アルミ製「アルジオ」、YKKAP製「APW330」、LIXIL製「サーモスX」、エクセルシャノン製「Type TG」の4窓をご紹介しました。

自宅の快適性を高めるために「高断熱窓」は必要不可欠です。自宅の内壁や水回りにこだわっても、断熱性が低くては快適性に欠け、過ごしにくい住宅となってしまいます。

ご自宅の過ごしやすさ向上のためにも、ぜひ高断熱窓のリフォームを検討してみてはいかがでしょうか?

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■三協アルミ 「アルジオ」
■LIXIL 「サーモスX」
■YKKAP 「APW330」
■エクセルシャノン 「Type TG」

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