体感差はどのくらい?窓リフォームの断熱効果を検証!一覧へもどる

窓の断熱リフォームには、ガラス交換や内窓の取付けなどの方法があります。
しかし、リフォームしてどのくらいの断熱効果があるのか?正直、性能の数値を見てもいまいちイメージできないですよね。
では、体感温度の差がわかるとどうでしょうか。
実際に窓リフォームをした場合、その前後でどのくらい体感差が出るか、室温とガラス表面の温度から算出してみます。

室温=体感温度ではない

体感差を算出する前に、まず知っておきたい「体感温度」について説明します。注意が必要なのは、室温=体感温度ではないという点です。体感温度は、人間の肌が感じる温度の感覚を定量的に表したもので、下記の計算式を用いて算出します。
体感温度=(表面温度+室温)÷2  ※表面温度とは壁、窓、床、天井の温度のこと
計算式からもわかる通り、室温が高くても表面温度が低いと体感温度は下がってしまいます。特に、窓は家の中で最も表面温度が低くなる部分です。暖房の設定温度より室内が寒く感じたら、窓の断熱性が低いために体感温度が下がっているのかもしれません。

今回、窓リフォーム前後の体感温度の算出には「窓ガラスの表面温度」を用いて、窓際で感じる体感差を計算します。
計算には下記の式を使用しています。
窓際の体感温度=(窓ガラスの表面温度+室温)÷2

窓に内窓を取付けた場合の体感差

窓際の体感温度
取付前:(4.4℃+20℃)÷2=12.2℃
取付後:(13.5℃+20℃)÷2=16.75℃ →4.55℃の差

内窓取付けについて詳しくはこちら

窓ガラスを真空ガラスに交換した場合の体感差


窓際の体感温度
交換前:(11.7℃+20℃)÷2=15.85℃
交換後:(20.2℃+21℃)÷2=20.6℃ →4.75℃の差

ガラス交換について詳しくはこちら

断熱効果を衣服の量に換算すると?

内窓の取付けとガラスの交換、どちらも4.5℃以上の差が出ました。
4.5℃の体感差を衣服の量に換算すると、なんとダウンジャケット1枚分に相当します。
窓リフォームがどれほどの断熱効果か、イメージできましたか?

これだけ体感温度が違うと、室内での服装もガラッと変わります。
室内でも寒くて着込んでいたり、厚手の靴下が欠かせないという方は、冬も薄着で過ごせるようになる窓の断熱リフォームがオススメです。気になった方は、ぜひお近くの窓の専門店に相談してみてくださいね。

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