窓リフォームの方法を知る一覧へもどる

窓、ドアのリフォームの施工方法を解説致します。窓に関しては「ガラス交換」「カバー工法」「内窓設置」が挙げれます。
ドアの場合は「カバー工法」が主流になります。

 

  
 

1.ガラス交換

もっとも簡単な施工方法と言われています。
簡単にリフォームを行いたい方、サッシはまだまだしっかりしている方におススメの施工方法です。

既存のサッシ枠に収まる「真空ガラス」

真空ガラスはその性能もさることながら一般の複層ガラスと、全体の厚みが大きく違います。
複層ガラスだと、一般のガラス用のサッシにおさまらないところを、真空ガラスはおさめることができます。

既存のサッシに収まる真空ガラス(厚さ6.2mm)

アタッチメントの断面

通常のお宅で使用されているサッシの溝幅というのは、9〜11mmが標準的です。
一般的な複層ガラスは、最低でも厚みが12mm〜20mm程度必要なため、溝幅のギャップをうめるアタッチメントが必要になります。
アタッチメントの分、若干ではありますが視界が狭くなる、ガラスが厚く網戸に当たってしまう、
アタッチメント部分に結露が発生しやすいといったデメリットもございます。
せっかくの窓リフォームを行うのであれば、効果の高い真空ガラスをおススメ致します。

ガラス交換の特徴

●騒音やほこりの発生が少ない
●施工時間が最も早い施工方法
●サッシ交換に比べ、手頃な価格で施工が可能
●ガラス以外の部分に結露が発生しやすい

●既存サッシに納まらないガラスの場合、アタッチメントが必要になる

2.窓交換(カバー工法)

既存サッシの上にかぶせる「カバー工法」 カバー工法とは、既存の枠の上から新しい枠を取り付ける工法です。
古いサッシを取り除き、枠を残したまま新しいサッシを取り付けるため、壁や床を工事することなく取替が可能です。
施工が早い・騒音が少ないといった特長を持っております。(窓1ヵ所あたり約3時間程度で施工完了致します)

既存の窓よりもひとまわり小さい窓になってしまう欠点がございますが、窓を一新できるといった特徴がございます。
サッシが古くなっていて、窓ごと新しくしたい方におススメです。
また、ガラス交換とは違いサッシが新しくなるために、どのようなガラスの厚さでも対応が可能です。

カバー工法の特徴

●騒音やほこりの発生が少ない
●施工時間が早い
●ネジ止め施工なので火気は発生しない
●窓周りの工事はないので小規模工事
●開口寸法が狭まる(高さ7cm、幅9cm程度)
●下枠に立ちあがりが発生する

3.内窓(二重窓)設置

既存窓の内側にもう一つ新しい窓を設置する施工方法です。
内窓は、サッシがアルミ製では無く樹脂製なので断熱効果が非常に高く、また防音性能に優れています。
中には木製サッシの内窓もございます。
※マンションでは、リフォーム届出のみでリフォームすることができます。

樹脂の熱伝導率はアルミに比べて1/1000
木の熱伝導率は1/2000

施工後イメージ(内窓)

内窓の特徴

●断熱効果・防音効果の向上
●マンションでは、専有部分に当たる部分なので、自由に施工が出来ること
●廃材が発生しないエコリフォーム
●開閉を2度行う必要がある

窓リフォームの工事方法には3つの工事の方法がございます。
既存サッシの状態やマンションの規約に合わせた適切な工事方法を選択しましょう!